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【インドアゴルフレンジ】世界基準のスイング解析器 GEARS GOLF 計測項目108つ🤞|計測項目<その3 >ゴルフパフォーマンスのレベルアップをしたい方 必見!!『Trunk(Core) Movement(体幹の動き)』を知るとゴルフが上手くなる!!
Trunk(Core;体幹)の動きはスイングの安定性、再現性、エネルギー発揮などゴルフスイング全体に大きく影響を及ぼすパーツとなるためスイング構造を構築する上での重要なエレメントとなります。その為、現状のTrunk(Core) Movement(体幹の動き;回転量、前後運動量、左右移動量、傾き角度など)を正確に捉え自身のゴルフスイングへ的確にフィードバックをする必要性が求められております。
Trunk Movement(体幹の動き)
Trunk center of mass
<Trunk proximal & Trunk Distal>
PGAツアープレーヤーのドライバーショットにおけるアベレージデータでは、アドレスからミッドタウンで Trunk proximal(体幹近位中心点)Sway が約-1.8㎝後側(ターゲットラインから遠ざかる)に移動を示し Lift が約-1.5㎝ほど下降し Thrust が約1.8㎝ほどの左方向への移動を示しました。これと同時に Trunk Distal(体幹遠位中心点)の Sway が約-1.1㎝ 後側(ターゲットラインから遠ざかる)に移動を示し Lift が約-0.5㎝ほど下降し Thrust が約2.1㎝ほどの右方向への移動を示しました。Transition section(バックスイングからフォワードスイングへの移行セクション) から Impact では Trunk proximal(体幹近位中心点)Sway が約-2.0㎝後側(ターゲットラインから遠ざかる)に移動を示し Lift が約-5.0㎝ほど下降し Thrust が約-2.8㎝ほどの右方向への移動を示しました。これと同時に Trunk Distal(体幹遠位中心点)の Sway が約-1.3㎝ 後側(ターゲットラインから遠ざかる)への移動を示し Lift が約1.2㎝ほど上昇し Thrust が約11.8㎝ほどの右方向への移動を示しました。この計測により、Trunk proximal と Trunk Distal の Lift と Thrust におきましては、スイング全体を通して逆方向への動作を行っていることがわかりました。
体幹の屈曲伸展運動
Trunk Flexion and Extension Movement
前額水平軸(Frontal Horizontal Axis)を軸とした、矢状面(Sagittal planes)上での代表的な運動である体幹の屈曲伸展運動(Trunk Flexion and Extension Movement)はゴルフスイング時のスパインアングル(脊柱前傾角度)の保持と出力発揮においては必須のトレーニングとコンディショニング エクササイズとなります。
ゴルフスイングにおいては、ドライバーショットからパッティングまでスパインアングル(脊柱前傾角度)を保持しながらの回旋(回転、捻転)運動が必須となるため、体幹前屈運動(Forward Bend Movement)の機能性向上はスイング作りを含めゴルフパフォーマンスのレベルアップには必要不可欠なものとなります。また、強力な体幹伸展動作(Trunk Extension Movement)は大きな向心力を生み出すファクターとねるため体幹伸展動作(Trunk Extension Movement)の機能性の向上やパワーアップは飛距離アップの大きなエレメントとなります。
ゴルフスイングにおける体幹の屈曲伸展動作
ゴルフスイングにおける体幹屈曲動作(Trunk Flexion Movement)においては 股関節屈曲動作の主働筋である腸腰筋群(大腰筋、小腰筋、腸骨筋)と股関節屈曲動作の協働筋(大腿直筋、縫工筋、大腿筋膜張筋、恥骨筋、長内転筋、大内転筋、短内転筋、中殿筋前部)が 腹筋群(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋)と連動して働き、ゴルフスイング時のスパインアングルの屈曲動作と保持に働きます。体幹伸展動作(Trunk Extension Movement)におきましては、股関節伸展動作の主働筋(大臀筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋長頭)と協働筋(大内転筋下部、中殿筋後部繊維)が固有背筋(棘背筋、深背筋)長背筋中間層の脊柱起立筋(胸最長筋、胸棘筋、胸腸肋筋、腰腸肋筋)と連動してゴルフスイング時の伸展動作に主に働きます。その他に体幹伸展動作(Trunk Extension Movement)におきましては 固有背筋(棘背筋、深背筋)長背筋浅層部に位置する頭板状筋・頸板状筋が頭部の後屈や頭部安定化に働き、上後鋸筋・下後鋸筋は肋骨の引き上げと引き下げ運動を担っています。固有背筋(棘背筋、深背筋)長背筋中間層に位置する脊柱起立筋群は腸肋筋(頸長肋筋、胸腸肋筋、腰腸肋筋)、最長筋(頭最長筋、頸最長筋、胸最長筋)、棘筋(頸棘筋、胸棘筋)の3つ筋で構成され固有背筋(棘背筋、深背筋)の中でも筋長が最も長く、体積も大きいためゴルフスイング時におけるスパインアングル(前傾角度)の保持と体幹伸展動作(Trunk Extension Movement)のエネルギー発揮に大きく関与する筋群となります。固有背筋(棘背筋、深背筋)長背筋深層部に位置する脊柱のインナーマッスルでもある横突棘筋の半棘筋(頸半棘筋・頭半棘筋・胸半棘筋)は頚椎から胸椎上部の伸展(後屈)および側屈の作用を担っています。横突棘筋の回旋筋(腰回旋筋・胸回旋筋・頸回旋筋)は短回旋筋、長回旋筋の2種類が存在し脊柱のインナーマッスルであり、体幹回旋と脊柱伸展(後屈)の作用を担っています。横突棘筋を形成している3つ目の筋肉である多裂筋(頸多裂筋・胸多裂筋・腰多裂筋)は深層筋、浅層筋に分類されます。多裂筋は体幹回旋と脊柱伸展(後屈)の作用を担っていると同時に直立姿勢の継続的な保持や多くの抗重力活動で脊柱椎骨を抗重力筋として安定化に寄与しています。また、多裂筋の働きは他の筋肉へ補助的な強度を与えていると考えられており、腹斜筋収縮における体幹回旋の際には軸回転を維持するスタビライザーとしても機能しております。腰多裂筋は腹横筋や骨盤底筋群との連動性を持ち腰椎を安定させ、腰痛の発生を予防する上でも非常に重要な役割をしています。その為、腰多裂筋は多裂筋の中でも1番の体積を誇り人体の要である腰椎の安定化に寄与しています。固有背筋(棘背筋、深背筋)の短背筋または深(短)分節筋(棘間筋、横突間筋、後頭下筋、肋骨挙筋)は 棘間筋(頭棘間筋、胸棘間筋、頸棘間筋)横突間筋(腰内側横突間筋、腰外側横突間筋、胸横突間筋、頸内側横突間筋、頸後横突間筋、頸前横突間筋)後頭下筋(大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)肋骨挙筋(長肋骨挙筋、短肋骨挙筋)に分類され脊柱の体幹回旋と脊柱伸展(後屈)の作用と椎体1つ1つの安定化と高精度なレベルでの脊柱の制御を行っている固有背筋の最深層部に位置する筋肉となります。また、肋骨挙筋(長肋骨挙筋、短肋骨挙筋)を含む 胸壁筋もしくは深胸筋(外肋間筋、内肋間筋、肋下筋、長肋骨挙筋、短肋骨挙筋、胸横筋)は胸部筋肉や上肢とは関係なく横隔膜と共に呼吸運動をつかさどります。
ゴルフスイング時の体幹屈曲伸展動作では、これらの筋肉が短縮性筋収縮(Concentric Construction)と伸張性筋収縮(Eccentric Contraction)時には 等張性筋収縮(Isotonic muscle contraction)を伴った筋収縮様式を巧みに使い分けゴルフスイング時におけるスパインアングル(前傾角度)の保持とエネルギー出力に大きく寄与しております。
Head Neck Movement(頭部と頸部の動き)
Trunk center of mass
<Head Neck Proximal & Head Neck Distal>
PGAツアープレーヤーのドライバーショットにおけるアベレージデータでは、アドレスからミッドバックまでの間に Head Neck Proximal(頭頂部中心点)Sway が約-1.5㎝後側(ターゲットラインから遠ざかる方向)に移動を示し Lift が約−2.0㎝ほど下降(下方向)し Thrust が約1.9㎝左方向への移動を示しました。これと同時に Head Neck Distal(頸部遠位中心点;首の付け根、脊柱C7〜T1)Sway が約−1.8㎝後側(ターゲットラインから遠ざかる方向)に移動を示し Lift が約−1.5㎝下降し Thrust が約−1.8㎝左方向への移動を示しました。トップオブスイングからTransition section(バックスイングからフォワードスイングへの移行セクション)では Head Neck Proximal(頭頂部中心点)Sway が約-2.9㎝後側(ターゲットラインから遠ざかる方向)に移動を示し Head Neck Proximal(頭頂部中心点)Sway 後方移動の最大値を示した。 Lift は約−4.7㎝(P4)〜約−8.3㎝(P5)の下降(下方向)を示し Thrust は約0.3㎝(P4)〜約1.3㎝(P5)と再度、左方向への移動を示しました。これと同時に Head Neck Distal(頸部遠位中心点;首の付け根、脊柱C7〜T1)Sway が約−1.3㎝後側(ターゲットラインから遠ざかる方向)に移動を示し Lift が約−5.4㎝下降し Thrust が約4.0㎝左方向への移動を示しました。これは、Transition section(バックスイングからフォワードスイングへの移行セクション)から P5 の間で Head Neck Proximal(頭頂部中心点)、 Head Neck Distal(頸部遠位中心点;首の付け根、脊柱C7〜T1)共に Thrust が 左方向への移動から右方向へ転換を開始したことを示しております。インパクトでは、Head Neck Proximal(頭頂部中心点)Sway が約-0.4㎝後側(ターゲットラインから遠ざかる方向)に移動を示し Lift が約−10.8㎝の下降(下方向)を示し Thrust が約−7.3㎝右方向への移動を示しました。同時に Head Neck Distal(頸部遠位中心点;首の付け根、脊柱C7〜T1)Sway が約−2.0㎝後側(ターゲットラインから遠ざかる方向)に位置し Lift が約−5.0㎝へ上昇し Thrust が約−2.8㎝右方向への移動を示しました。ここでは、Head Neck Proximal(頭頂部中心点)Lift のインパクトまでの下降最大値を示しましたが、 Head Neck Distal(頸部遠位中心点;首の付け根、脊柱C7〜T1)Lift は下降最大値約−8.1㎝から約2.9㎝ほどの上昇を示しました。これは、Head Neck Proximal(頭頂部中心点)と Head Neck Distal(頸部遠位中心点;首の付け根、脊柱C7〜T1)でのカウンタームーブメントを発生させていることが推察されます。
カウンタームーブメントとスポーツ障害
カウンタームーブメントを発生させ大きなエネルギーを出力している反面、大きな負荷が頚椎に掛かっていることも同時に考察されます。頚椎には人体にとって最も重要な動脈(総頚動脈、椎骨動脈)や頸髄(脊髄の最も上にあり頭側は延髄に連続し尾側は胸髄に続く)、交感神経(交感神経、副交感神経)などが集まっているためこれらを守るための保護性を維持しつつ、体重の8~10%ほどの重量があると言われてある頭部(脳)を的確な位置へ常に保つ支持性も要求されます。さらに頚椎骨格筋は保護性と支持性を確保しながらゴルフを含めたスポーツなどては可動性や強靭性を保つことを要求されます。
カップリングモーション
頚椎は関節軸が水平面と45°の角度を持ち関節面が水平面と前額面から約45°の角度をなしているため、回旋と側屈が同時に起こりながら動くカップリングモーションと称される特性を有しています。これにより、保護性と支持性を担保しながら可動性、機能性、強靭性を発揮しています。人体は頭蓋骨(頭と顔)が脊柱の前に位置するという構造上の特性を持っているため、頭板状筋・頸板状筋・大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋・肩甲挙筋・頸棘筋・頭最長筋・頸最長筋・後斜角筋などの頚椎伸展筋群が極端に発達しています。頚部回旋筋は、胸鎖乳突筋(対側回旋)を主働筋として頭半棘筋、頚半棘筋、後頭下筋群、板状筋、頚長筋などが協働筋群として機能をし、頸部側屈に関しては前中斜角筋、中斜角筋、胸鎖乳突筋が主働筋として機能をし、協働筋群として板状筋、頚長筋などが機能します。
GEARS GOLFとは‥?
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